震災で「一度死んだようなものだ」と思って、東スポのニュースサイトを立ち上げた話|徳重龍徳(ライター)
2025.03.11 23:06
Note.com
計画停電で明かりが消えた商店街を抜け、家へと歩いていく。 家に着き、テレビをつけると枝野官房長官がいつもの疲れた顔で映る。東京電力福島第一原子力発電所は予断を許さない。日本がどうなるかは分からない。東北の被害と原発への不安。とても元の日常に戻るとは思える状況ではなかった。 「もう、一度死んだようなものだ」 自嘲ではなく確信。だから悔いなく生きようと思った。 東日本大震災で味わった無力感 当時勤めていた東京スポーツ新聞社ではモバイルサイトの担当をしていた。メインはiモードの会員制サービス。一時はそこそこの…
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